至誠通天

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"世界最短11秒KO勝ち"テテと井上尚弥どちらが強い?!

イギリス・北アイルランド・ベルファストのSSEアリーナでWBO世界バンタム級タイトルマッチが行われ、チャンピオンのゾラニ・テテがチャレンジャーのシボソニ・ゴニャを初回11秒という、世界戦史上最短KOタイムでKO勝利しました。

私も動画を観ましたが、早い右フックが当たった音が、何か石で殴ったような音でした。私も素人ではありませんが、一番初めに観た時は何が当たったのかわかりませんでした。2回目で分かりましたが、タイミングも良く早くて相手のゴニャは見えなかったのだろうと思います。一生懸命練習して来て、減量もして、11秒で負けるなんて、ボクシングって本当に恐ろしいスポーツです。

今までの世界最短KOタイムは1994年9月3日、WBO世界スーパーバンタム級チャンピオンのダニエル・ヒメネスが持つ17秒。バンタム級では1936年10月13日に行われたシクスト・エスコバルがインディアン・キンタナ戦の1分49秒で81年ぶりの記録更新となりました。

この試合、井上尚弥とやっていたらどうだろうなって思うのは、私だけではないと思います。同じWBOのチャンピオンで、階級もバンタム級とスーパーフライ級と1階級違うだけ、井上尚弥も将来バンタム級に階級を上げるとしたときに、テテはまだチャンピオンでいるだろうか?バンタム級とスーパーフライ級の真ん中の契約ウエイトでノンタイトル戦をするのも面白いな。なんて勝手に思っています。テテはサウスポー。井上尚弥にしてみたらやり難いのかそうでないのか?どちらか分からないけれど、私は井上尚弥に勝って欲しい。それも世界最短のKOタイムで。11秒未満となると滅茶苦茶難しいけれど、可能性はある。

もし相手が山中慎介だったらどうだろうか。同じサウスポー。山中慎介は距離が近いから、あの右フックを受ける可能性はあるな。でも、ストレートパンチャーの山中慎介は、ジャブでテテをけん制するだろうから、テテも右フックは直ぐには出せないだろう。どちらにしても11秒を割る記録は出ない。11秒しかテテの動きを見ていないので、どれだけ凄い選手かどうかは分からないけれど、2014年7月に帝里木下(千里馬神戸)と空位のIBF世界スーパーフライ級チャンピオンの座を争い、大差で判定勝ちしたとか。実力はあるんだ。

こんな事考えていると、どんどん想像が膨らんでいく。長谷川穂積だったらとか、バリバリに強かった辰吉丈一郎だったらとか。想像するのはタダだから思いっきり想像しよう。

皆さんもこんな事、想像してみませんか?