至誠通天

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拳四朗頑張れ!!

大橋ボクシングジムは16日に、12月30日に横浜文化体育館で行われるダブルタイトルマッチの発表会見を行い、WBO世界スーパーフライ級チャンピオンモンスター井上尚弥は、同級7位のヨアン・ボワイヨと7度目の防衛戦を行い、WBC世界ライトフライ級チャンピオン拳四朗は、同級8位ヒルベルト・ペドロサと2度目の防衛戦を行う。

モンスター井上尚弥は、連勝記録を伸ばすであろうと考えられ、ファンの期待も大きいものになっています。今回もスカッとKOで勝って欲しいです。

一方の拳四朗も全勝なんですよ。こちらも全勝記録を伸ばしてほしいです。階級が軽いことと井上尚弥のインパクトが強すぎるので、その陰になっていますが、けっして弱いチャンピオンではありません。拳四朗は顔は可愛い感じですが芯の強い素晴らしいチャンピオンです。前回のタイトルマッチでは、村田諒太の世界タイトル奪取と比嘉大吾のKO防衛戦の陰になって、テレビ放映は無かった(ちょっとだけ映ってました)けれど、途中までの劣勢を跳ね返しての逆転防衛は意味のあるもので、ファンにとっては見ていて面白い試合だったと思います。相手のペドロ・ゲバラは試合後に「想像していなかった結果だ。」と、首をひねっていたという。でも「終盤から拳四朗のボディが効いた」と、苦しい戦いだったことを認めている。拳四朗の途中で試合を投げ出さない強い勝負への執着と根性が勝利を呼び込んだのでしよう。

拳四朗はゲバラとの試合後のインタビューで「もしかしたらフライ級に階級を上げるかもしれない」と語っていたが、今回は、もう一度ライトフライ級でタイトルマッチをするようです。

もしフライ級に階級を上げたらどうなるんだろう?WBC世界フライ級チャンピオン比嘉大吾がいて、進退が分からないけれどWBA世界フライ級前チャンピオン井岡一翔もいる。井岡一翔がWBAに返り咲き、WBCに比嘉大吾がいたら、拳四朗はWBOか?そんなうまくはマッチメイク出来ないだろうけれど、ファンとしてはフライ級三つ巴のタイトルの統一戦が楽しみになってきます。これであともう一人、IBFに日本人チャンピオンが生まれたら、四つ巴の前代未聞のタイトルマッチになるだろう。そうしたら誰を応援したらいいのか、嬉しく楽しい選択をしなくてはなりません。

夢みたいなことを言っていますが、これだけ世界ボクシングの団体が増えても世界チャンピオンにはなかなかなれません。私もボクシング経験者としてそんなに甘いものではない事を百も承知の上で、夢を見ています。

もし、拳四朗がフライ級に階級を上げるにしてもこのタイトルマッチに勝って、全勝という勲章を掲げてフライ級に上がって欲しいです。12月30日、これでまた年末の楽しみが増えました。

井上尚弥と拳四朗の、ダブルKO防衛を期待します。