至誠通天

良い行いも悪い行いも、お天道様はご照覧

井上尚弥、山中慎介 発進!!

 

井上尚弥も、山中慎介も本格的に試合に向けて発進した!!

どちらも練習熱心で有名だが、普段の練習と、試合が決まってからの練習はやっぱり違う。

12月30日に同級7位のヨアン・ボワイヨ(フランス)とV7をかけて戦う井上尚弥は、フィリピンから、9月に世界王座に挑戦したばかりのゼネシス・カシミ・セルバニアら3選手をスパーリングパートナーに迎えて、練習にも熱が入る。でも、怖いのがケガ。強打者ゆえの宿命だが、ガラスの拳にならないように気を付けてもらいたい。やはりファンがみたいのは圧巻のKOシーンである事は間違いない。

モンスター井上尚弥=KO

そのために日々練習に励んでいる。井上尚弥は謙虚で自分でも研究熱心である。

天才が努力すれば、神の域に達する。

井上尚弥は、もう神の域に達していると私は思うが、本人はまだまだだと練習に励んでいる。凄いとしか言いようがない。そして、決して一発で倒すのではなく、コンビネーションで攻める。ボディブローがうまいし、威力がある。井上尚弥のボディブローで何人のボクサーがマットの上でのたうちまわったか、皆さんもよくご存じだと思います。アメリカラスベガスでの前回のタイトルマッチでも、試合を決定つけたのはボディブローだった。ダウンは1回だけれど、戦意を喪失させる一発は、やはりボディブローだった。

最近の試合を観ていると、ボディブローがうまい選手が勝っていると思う。今、引退かどうかささやかれている井岡一翔もボディブローがうまい。井上尚弥のメガトンパンチと井岡一翔のカミソリパンチはパンチの質は違うが、どちらもスーパーフライ級、フライ級などの軽量級では、信じられない威力がある。

一方、山中慎介は、9月から練習は開始しているが、試合が目の前になかった。来年明けくらいに世界バンタム級タイトルマッチの匂いがしてきた。ファイトマネーは、問題ではない。勝利あるのみ。それもきっちりKOで決着をつけてほしい。山中慎介の左は神の域になっている。それでも山中慎介は”神の左”に磨きをかける。

恐怖の左ストレート

井上尚弥や山中慎介の試合相手を見ていると可哀そうになって来る。無茶苦茶どつかれて、ボロボロになってリングに散っていく。先日、11秒の世界最短KO記録を作ったテテは、それまで何百時間、何千時間と練習したきた相手をたった11秒で打ち砕いたんだから、相手も可哀そうだ。

でもそれがボクシングと言うスポーツなんです。それがボクシングの魅力なんだ。その魅力にとりつかれたものだけが味わえる醍醐味。

私は、ボクシングをやって来れたことに感謝し、誇りに思います。