至誠通天

良い行いも悪い行いも、お天道様はご照覧

中高年の就職活動

学生時代から話は現在へ飛びます。

私は今就活しています。57歳の時に脊髄梗塞という、極めて発症例が少ない病気になりました。原因は分かりません。でも、それが理由で退職することになってしましました。現在59歳。あと5か月で満60歳になります。ハローワークのインターネットサービスで検索したり、民間の就職サイトにも登録して毎日検索しています。直接ハローワークへ行ったりもしていますが、なかなか自分の条件と一致する案件がありません。

かなり厳しい条件のところでもアタックするのみです。年齢のハンデと病気のハンデがあり、面接までこぎ着けても「前職の退職の理由は病気です。」と言うと、面接官の顔色が変わるのが分かります。マニュアルがあるのでしよう。一応、質問はして来て下さいますが、「病気」の単語が出て以降は愛想のない質問の仕方です。60歳定年のところが多く、59歳の僕は、ぎりぎり応募資格があるもの入社したらすぐ定年となるので、条件面は厳しくなります。それでも病気のハンデの方が大きいと感じます。

ハローワークの就職支援セミナーで、まず、書類審査で落とされないように、何とか面接まで行けるようにと、履歴書の書き方も教えてもらいましたが、いくら書類審査を合格しても、面接で「病気」と言った時点で不採用が決定する感じです。

私の病気を少しだけ説明すると、脊髄の中を通っている血管に血栓がつまり、そこから下の神経が壊死します。血管の前側(お腹側)が詰まると運動神経が、後ろ側に詰まると感覚神経が麻痺して後遺症が残ります。再発の恐れはほぼ”0”に近いですが、完全に治る事は難しく、何らかの後遺症が残ります。前側に血栓が詰まる人が多く、約半分の人が一生車椅子生活を送る事になります。私の場合は後ろ側でしたので、運動に関する後遺症はあるものの、完全麻痺まだ至っていないです。でも、痛い、冷たい、暑い、痒いなどの感覚が鈍っていて、触られても分からないところがあります。

今の病状は、軽度の歩行障害、つまり歩き難いんです。長い距離、坂道、階段はかなり負担があります。それから、膀胱結腸障害。私の場合は尿意、便意は感じられ、我慢も出来ますが、出だすと全くわかりません。だから、おしっこが終わったのか、うんちは出たのかが分からないんです。もっと重症の人は導尿や機械で処置している人もいます。

いくら「座り仕事は大丈夫です。」「パソコンは使えます。」「こんな資格を持っています。」と言ったところで、高い高い病気の壁に阻まれます。不採用でも落ち込むわけにはいきません。年金を受給するまでは5年以上あるし、かといってシルバーの求人では給与面で合わない。どうすればいいんだよ。